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懸軍万里の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

軍隊本隊を遠く離れて進軍すること。本隊連絡のないまま奥に進んで行くこと。また、その軍隊。▽「懸」はかけ離れる、「万里」は遠くの意。
出典
杜甫とほ「秦州雑詩しんしゅうざっし」。「候火こうか雲峰うんぽうけわしく、懸軍幕井ばくせい乾く」(のろしの火は雲に映えて険しく、遠征のわが軍の井戸は乾いてしまっているであろう)
句例
懸軍万里の苦難
用例
もし謙信が利口であれば懸軍万里、越後をからにして上方にやってくるなどの芸当はできることではない。<司馬遼太郎・新史太閤記>

懸軍万里の解説 - 学研 四字熟語辞典

軍隊一部本隊と遠く離れて進軍するさま。軍隊一部本隊連絡が取れないまま敵地の奥に入り込んでしまうさま。
注記
「懸」は、かけ離れること、遠くへだたること。「万里」は、非常に長い距離の意。
出典
杜甫とほ「秦州雑詩しんしゅうざっし
用例
懸軍万里、計を帷幄の中にめぐらし、勝を千里の外に決する将略に於ては我義仲に比肩する能はず。〈芥川龍之介・木曾義仲論〉
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