柳暗花明の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

春の野が花や緑に満ちて、美しい景色にあふれること。また、花柳界・遊郭のことを指すこともある。▽「柳暗」は柳が茂って、その陰がほの暗くなること、薄暗い様子。「花明」は花が咲いて明るい色があふれること。春の山水の美しい景色を表現したもの。南宋陸游りくゆうの「山西さんせいの村むらに遊あそぶ」(詩)の「柳暗花明又一村りゅうあんかめいまたいっそん」の句は有名
出典
王維おうい「早朝そうちょう」(詩)
句例
柳暗花明の地を散策する
用例
柳暗花明の好時節と相成り候ところ、いよいよご壮健、賀し奉り候<夏目漱石・虞美人草>

柳暗花明の解説 - 学研 四字熟語辞典

柳がほの暗く茂り、また花が咲き乱れているような風情ある春の景色のこと。花柳界をさすこともある。また、行きづまったとたん新しい展開が起こること。
注記
「柳暗」は、柳が繁って陰がうす暗いこと。「花明」は、花が咲いて明るい色に満ちていること。
出典
王維おうい「早朝そうちょう

柳暗花明の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

  1. 陸游「遊山西村」の句から》柳は葉が茂って暗く、花は咲きにおって明るいこと。春の景色の美しいことをいう。「—の好時節」

  1. 花柳界。遊里色町。「—の巷 (ちまた) 」

出典:青空文庫

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