くんし-ひょうへん【君子豹変】
君子が過ちを改めて善に移るのは、ひょうの皮のまだら
模様のように
非常にはっきりしているということ。転じて、
現在では
主張や
態度が急にがらりと変わることをいう。また、その無節操ぶりを
非難する語。▽「
君子」は
教養や徳の高い
立派な人。人格者。「
豹変」は
季節によってひょうのまだら
模様が美しくなることから、
主張や
態度などが急に変わること。
- 出典
- 『易経えききょう』革かく
- 句例
- 君子豹変して与党となる
- 用例
- 一番彼等が機関となって兎も角も議院に出た上では翻然旗色を替えて君子豹変と出かくる積りで承知したで有ろうが、<福地桜痴・増訂もしや草紙>
- 類語
- 大人虎変
- 対義語
- 小人革面
- 活用形
- 〈―スル〉