青息吐息の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

非常に困ったときや、きわめて苦しいときに発する元気のないため息。また、そのようなときの状態をいう。大きな心労苦労があるとき、心身ともに疲れ果て、苦しそうな息づかいをすることから。▽「青息」は苦しいときの息。青ざめて息を吐くからとも、大息おおいきの転からともいう。「吐息」はため息。「―息」の熟語を重ねることで語調を整え、意味を強めたもの。
句例
青息吐息で働く、仕事で青息吐息だ
用例
「岡島様のお診立みたては?」とたたみかけて聞かれては、何と答えていいか、主膳しゅぜんもさすがに青息吐息だ。<舟橋聖一・花の生涯>

青息吐息の解説 - 学研 四字熟語辞典

非常に苦しいときやがっかりしたとき、困り果てたときなどにでるため息。また、そのような状態にあること。
注記
「青息」は、苦痛に堪えかねて吐く息。「吐息」は、ため息。
用例
円の面積を算出する公式も、鶴亀算の応用問題の式も、甚だ心もとなくいっそ代数でやればできるのだが、などと青息吐息の態ていとやや似ている。〈太宰治・答案落第〉

青息吐息の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

困って苦しいときなどに、弱りきって吐くため息。また、そのため息の出る状態。「物価高で—だ」

出典:青空文庫

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。