いし‐あわせ【石合(わ)せ】
物合わせの一。左右に分かれて、石に和歌を詠み添えて、その優劣を競う遊戯。一説に、石の形や色を比べて、優劣を競う遊戯ともいう。
いし‐い【石井】
岩の間のたまり水。まわりを石で囲んだ泉。また、岩石をうがって掘った井戸。「—に寄りて、手にむすびつつ飲みて」〈更級〉
いしい【石井】
姓氏の一。 [補説]「石井」姓の人物石井岳竜(いしいがくりゅう)石井菊次郎(いしいきくじろう)石井十次(いしいじゅうじ)石井聰亙(いしいそうご)石井鶴三(いしいつるぞう)石井輝男(いしいてるお)...
いしい‐がくりゅう【石井岳竜】
[1957〜 ]映画監督。福岡の生まれ。本名、利弘(としひろ)。石井聰亙(そうご)の名でデビュー。斬新な映像作りで若年層の支持を得る。音楽ビデオの制作などでも活躍。平成22年(2010)名を現名...
いしい‐きくじろう【石井菊次郎】
[1866〜1945]外交官。千葉の生まれ。大隈内閣外相として対華二十一箇条要求強行後の対中国外交を推進。大正6年(1917)米国特派大使として石井‐ランシング協定を結んだ。貴族院議員・枢密顧問...
いし‐いし
《形容詞「い(美)し」を重ねた語。もと女房詞で、おいしい物の意から》だんご。「お月見の真似(まね)事に—をこしらえて」〈一葉・十三夜〉
いしい‐じゅうじ【石井十次】
[1865〜1914]キリスト教社会事業家。孤児院の創始者。宮崎の生まれ。岡山に「孤児教育会」を創立。孤児の保育、職業教育に尽力。
いしい‐そうご【石井聰亙】
⇒石井岳竜
いしい‐つるぞう【石井鶴三】
[1887〜1973]彫刻家・洋画家・版画家。東京の生まれ。柏亭は兄。堅実な作風で知られ、新聞小説の挿絵も描く。日本版画協会会長。芸術院会員。
いしい‐てるお【石井輝男】
[1924〜2005]映画監督。東京の生まれ。本名、北川輝男。「網走番外地」シリーズで人気を得る。のち、ポルノ映画・カルト映画を手がける。代表作「江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間」「無頼平野」「ねじ...