いせ‐の‐はまおぎ【伊勢の浜荻】
1 伊勢の浜辺に生えている荻。「あたら夜を—折り敷きて妹(いも)恋ひしらに見つる月かな」〈千載・羇旅〉 2 《伊勢では「はまおぎ」とよぶところから》葦(あし)のこと。「—名を変へて、よしといふも...
いせ‐の‐ふたはしら【伊勢の二柱】
伊勢神宮にまつられている内宮(ないくう)の天照大神(あまてらすおおみかみ)と外宮(げくう)の豊受大神(とようけのおおかみ)の二神。
いせ‐は【伊勢派】
1 本居宣長を中心とした和歌の流派。→江戸派 →桂園派 2 ⇒伊勢風(ふう)
伊勢(いせ)は津(つ)で持(も)つ津(つ)は伊勢(いせ)で持(も)つ
伊勢は津の港があるために参拝客が多く、津の港は伊勢神宮への参拝客が利用するために栄える。「尾張名古屋は城で持つ」と続けて用いることが多い。
いせ‐はなび【伊勢花火】
キツネノマゴ科の多年草。暖地に自生。高さ30〜60センチで低木状。夏から秋、淡紫色の花を穂状につける。中国の原産で、観賞用。
いせはら【伊勢原】
神奈川県中部の市。大山参詣の門前町、伊勢商人の市場町として発達。人口10.1万(2010)。
いせはら‐し【伊勢原市】
⇒伊勢原
いせ‐びくに【伊勢比丘尼】
元禄年間(1688〜1703)から、伊勢寺の勧進と称して、尼姿で諸地方をめぐっていた遊女。
いせ‐ふう【伊勢風】
俳諧の一派。蕉門の岩田涼菟(いわたりょうと)・中川乙由(なかがわおつゆう)を中心とし、伊勢周辺に勢力があった。初めは卑俗であったが、のち正風にかえり、天明俳諧の先駆となった。伊勢派。伊勢流。
いせ‐へいし【伊勢平氏】
桓武平氏の諸流のうち平維衡(たいらのこれひら)の子孫をいう。伊勢・伊賀地方を根拠地とした。5代忠盛以後、中央政界に進出し、その子の清盛が武家としてはじめて政権を樹立した。