ふじた‐としや【藤田敏八】
[1932〜1997]映画監督・俳優。朝鮮の生まれ。「非行少年・陽の出の叫び」で監督デビュー。やりきれない閉塞感(へいそくかん)を抱えた若者の姿を描き、若年層の共感を得た。代表作「八月の濡(ぬ)...
ふじた‐とよはち【藤田豊八】
[1869〜1929]東洋史学者。徳島の生まれ。早大・東大・台北大教授を歴任。号、剣峰。著「東西交渉史研究」など。
ぼう‐はち【亡八/忘八】
《仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌(てい)の八つの徳目のすべてを失った者の意から》郭(くるわ)通いをすること。また、その者。転じて、遊女屋。また、その主人。
まる‐はち【丸八】
ヘゴ科の常緑の木生シダ。小笠原諸島の特産で、山の斜面に群生。高さ約5メートル。葉は大形の羽状複葉で、幹の頂に傘状につき、落葉跡が幹に逆「八」の字模様に残る。
まん‐ぱち【万八】
1 《万の中で真実なのはわずかに八つだけの意》うその多いこと。いつわり。千三つ。「いけ年を仕って何も—を極めるにや当りません」〈鏡花・註文帳〉 2 酒の異称。「私は常々酒を好き候ふ故、日用の—と...
みずの‐りはち【水野利八】
[1884〜1970]実業家。岐阜の生まれ。スポーツ用品の水野兄弟商会(現ミズノ)を創業。実業団野球大会、関西学生連合野球大会などを中心に各地でスポーツ大会を実施。スポーツ用品の改良・普及に尽力した。
みつくり‐げんぱち【箕作元八】
[1862〜1919]歴史学者。岡山の生まれ。菊池大麓(だいろく)の弟。動物学を修めたが、のち歴史学に転じ、西洋史を研究。東大教授。著「西洋史講話」「フランス大革命史」。
むらた‐しんぱち【村田新八】
[1836〜1877]薩摩藩士。西郷隆盛に従って国事に奔走。西南戦争では薩軍の大隊長として活躍し、城山で戦死した。
や【八】
《「よ(四)」の母音交替形としてその倍数を表したもの》 1 はち。やっつ。声を出してかぞえるときの語。やあ。「いつ、むう、なな、—」 2 はち。やっつ。多く、名詞の上に付けて用いる。「七転び—起...
自棄(やけ)のやん八(ぱち)
「やけ」を強めて、人名のように言い表した言葉。やけっぱち。やけの勘八(かんぱち)。