とこなつ‐に【常夏に】
[副]夏中ずっと。また、毎年の夏ごとに。「立山(たちやま)に降り置ける雪の—消(け)ずて渡るは神(かむ)ながらとそ」〈万・四〇〇四〉
とこ‐なめ【常滑】
川床の岩などに水苔がついて、いつもなめらかであること。また、その場所。「見れど飽かぬ吉野の川の—の絶ゆる事なくまたかへり見む」〈万・三七〉
とこなめ【常滑】
愛知県、知多半島の西岸にある市。常滑焼で知られる陶磁器の産地。中部国際空港がある。人口5.5万(2010)。
とこなめ‐し【常滑市】
⇒常滑
とこなめ‐やき【常滑焼】
常滑市およびその付近から産する陶磁器。平安後期ごろから自然釉(しぜんゆう)のかかった壺・甕(かめ)などが焼かれ、江戸後期には朱泥(しゅでい)などの焼成とともに茶陶器類を産して活況を呈した。今日で...
とこ‐は【常葉】
常緑の葉。「橘は実さへ花さへその葉さへ枝(え)に霜降れどいや—の木」〈万・一〇〇九〉
とこはがくえん‐だいがく【常葉学園大学】
静岡市にあった私立大学。昭和55年(1980)開学。平成25年(2013)浜松大学・富士常葉大学と統合され、常葉大学となった。
とこは‐だいがく【常葉大学】
静岡市葵(あおい)区に本部がある私立大学。浜松大学・富士常葉大学・常葉学園大学を統合して平成25年(2013)に開学。
とこ‐はつはな【常初花】
いつも初めて咲いたように美しい花。「比(たぐ)へれどいやなつかしく相見れば—に心ぐしめぐしもなしに」〈万・三九七八〉
とこ‐はな【常花】
いつまでも散らずに咲いている花。「橘は—にもがほととぎす住むと来鳴かば聞かぬ日なけむ」〈万・三九〇九〉