あけ‐がた【明け方】
夜の明けようとするころ。夜明け方。黎明(れいめい)。払暁(ふつぎょう)。⇔暮れ方。 [補説]気象庁の天気予報等では、午前3時頃から午前6時頃までをさす。→未明 →朝
あけ‐がらす【明け烏】
明け方に鳴くカラス。また、その声。夜明け烏。男女の交情の夢を破る、つれないものの例として用いられる。 (明烏)新内節「明烏夢泡雪(あけがらすゆめのあわゆき)」の通称。
あけがらす【あけ烏】
江戸後期の俳諧集。高井几董(たかいきとう)編。1冊。安永2年(1773)刊。蕪村一派の撰集の中で新風宣言の意義をもつ書。
あけがらすゆめのあわゆき【明烏夢泡雪】
新内節。2巻。初世鶴賀若狭掾(つるがわかさのじょう)作詞・作曲。安永元年(1772)成立。江戸三河島であった情死事件を、吉原の遊女浦里と春日屋時次郎の情話として脚色したもの。新内節の好評によって...