開(あ)けて悔(くや)しい玉手箱(たまてばこ)
《浦島太郎の伝説から》期待外れの結果を見て、がっかりすることのたとえ。開けて悔しき浦島の子。
明(あ)けても暮(く)れても
飽きもせず、同じことを毎日続けるさま。年がら年じゅう。よいこととして評価される事柄にはあまり使わない。「航海中—目にするものは海ばかり」
あけ‐に【明け荷】
1 竹またはむしろで作った、旅行用のつづら。角や縁に割り竹をつけて開閉しやすくしてある。 2 相撲で、関取が場所入りのとき、化粧まわしなどを入れて支度部屋へ運ぶつづら。
あけに‐うま【明け荷馬】
婚礼のときに嫁を乗せる馬。ふつう、婿方で準備して、明け荷を馬の背の両側につけ、その上に布団を敷く。
朱(あけ)に染(そ)ま・る
血まみれになる。血だらけになる。
あけ‐の‐かね【明けの鐘】
明け六つ(午前6時ごろ)に寺で鳴らす鐘の音。
(明の鐘)長唄。恋しい男との別れを惜しむ女心をうたったもの。手ほどきの曲として用いられる。
あけの‐が‐はら【明野ヶ原】
三重県東部、伊勢市北西部にある台地。宮川河口近くの左岸にあり、古い扇状地が隆起してできた。標高5〜10メートル。畑地が多く、ダイコン・葉タバコなどの栽培が盛ん。
あけ‐のこ・る【明け残る】
[動ラ四]夜が明けても、月や星が空に残っている。「—・る星の数ぞ消えゆく」〈風雅・雑中〉
あけ‐の‐ころも【明けの衣】
⇒明衣(あかはとり)
あけ‐の‐ころも【緋の衣】
⇒緋袍(あけごろも)