がい‐せん【外旋】
上腕や大腿を、位置を変えずに、体の外側に向かって回転させる動きをいう。例えば、右上腕を、上腕骨を軸として右回りに回転させる動きがこれにあたる。→内旋 [補説]肩関節では、腕を垂らし、肘を90度曲...
かいだん‐めぐり【戒壇廻り】
戒壇のまわりを仏名を唱えながらめぐり歩くこと。のちに、仏堂内陣の縁の下にあたる暗い所をめぐり歩くこと。長野の善光寺のものが有名。
かい‐しんきろう【下位蜃気楼】
実在の物体や風景の下方に発生する蜃気楼。地面が強い日差しで熱せられたときに見られる逃げ水がこれにあたる。→上位蜃気楼
かい‐めん【皆免】
近世、ある期間内の債権・債務をすべて帳消しにすること。中世の徳政にあたる。「天下徳政になして—の時」〈浮・新可笑記〉
かい‐し【解試】
中国の宋代、科挙の試験段階の一。後世の郷試にあたる。
かいじょう‐くうこう【海上空港】
海上に建設された空港。既存の島を施設用に造成したものと、沖合に人工島を設け造成したものがある。空港までは、主に連絡橋やトンネル、連絡船などを利用する。日本では、長崎空港・関西国際空港・中部国際空...
かいほうがた‐びょういん【開放型病院】
勤務医ばかりでなく、病院外の医師も診療に参加する方式の病院。地域の開業医が自己の診療所で入院治療の必要な患者を入院させ、ともに治療にあたる。欧米に多い。オープン式病院。
がい‐もうこ【外蒙古】
ゴビ砂漠以北の地域。現在のモンゴル国の領域にあたる。
かく‐しょう【膈症】
食べ物が通らなくなる病気。胃癌(いがん)・食道癌などにあたるという。かくのやまい。「天明の初年、—を患(うれ)へて」〈蘭学事始〉
がく‐しょ【楽所】
1 平安時代、宮中の桂芳坊(けいほうぼう)にあって、雅楽をつかさどった所。天暦2年(948)設置、明治3年(1870)雅楽局に統合。雅楽寮の後身にあたる。がくそ。「院の御賀の—の試みの日参りて」...