あずま‐げた【吾妻下駄】
台に畳表を張った樫(かし)の薄歯の女性用の下駄。江戸初期に吾妻という遊女が履いたので名づけられたという。
あずま‐コート【吾妻コート】
被布襟(ひふえり)で、長さが裾まである、女性の和服用コート。明治の中ごろ、東京から流行した。
あずま‐じょうるり【吾妻浄瑠璃】
1 ⇒江戸浄瑠璃 2 常磐津節(ときわずぶし)の分派として寛政年間(1789〜1801)に始まる吾妻国太夫(あずまくにだゆう)派の浄瑠璃。
あずまはっけい【吾妻八景】
長唄。文政12年(1829)4世杵屋六三郎(きねやろくさぶろう)が作曲。江戸の名所と四季の風物とをうたった、お座敷長唄の名曲。
あずま‐ばし【吾妻橋】
隅田川に架かる橋の一。東京都台東区浅草と墨田区向島とを結ぶ。安永3年(1774)に初めて架けられ、大川橋ともよばれた。
あずま‐むすび【東結び/吾妻結び】
ひもの結び方の一。輪を左右に出して、中を三巻きにしたもの。几帳(きちょう)・守り袋・すだれなどのひもを結ぶときに用いる。
あずまもんどう【吾妻問答】
室町中期の連歌論書。宗祇(そうぎ)著。1巻。応仁元年(1467)か文明2年(1470)の成立。連歌の歴史と、作句の技術・心構えを実例を挙げて問答体で述べたもの。
あずま‐やま【吾妻山】
福島・山形県境の火山群の総称。最高峰の西吾妻山(2035メートル)、中吾妻山・東吾妻山・吾妻小富士・一切経山などからなる。中腹には温泉が多く、吾妻十湯とよばれる。
あづみの【安曇野】
長野県中西部にある市。犀川が縦貫し、ワサビ・ソバなどの栽培が盛ん。平成17年(2005)10月に明科(あかしな)町・豊科(とよしな)町・穂高町・三郷村・堀金村が合併して成立。人口9.6万(201...
あづみの‐し【安曇野市】
⇒安曇野