あま‐ご【甘子】
サケ科の淡水魚。全長約30センチ。ヤマメに似るが、体側に朱点が散在する。日本特産種で、神奈川県酒匂(さかわ)川以西の本州太平洋側、四国・九州の瀬戸内海側の河川の上流にすむ。琵琶湖・諏訪湖産のビワ...
あま‐ごい【雨乞い】
日照りが続いたとき、雨が降るように神仏に祈ること。《季 夏》「—も甲斐なき月の小村かな/句仏」
あまごい‐うた【雨乞い歌/雨乞い唄】
雨乞いのときにうたう歌。民謡として各地に伝わる。
あまごい‐おどり【雨乞い踊(り)】
雨乞いのために神仏に奉納する踊り。鉦(かね)・太鼓を打ち鳴らして踊る。
あまごい‐こまち【雨乞い小町】
小野小町が勅命で雨乞いの和歌を詠み、その功徳で雨が降ったという伝説。長唄・浄瑠璃・歌舞伎などの題材になっている。
あまごい‐の‐つかい【祈雨使】
雨乞いのための五竜祭を行うとき、神泉苑や諸社に遣わされる勅使。
あま‐ごさん【尼五山】
⇒尼寺五山
あま‐ごしょ【尼御所】
⇒比丘尼御所(びくにごしょ)
あま‐ごぜ【尼御前】
「あまごぜん」に同じ。「—、何事をかくはのたまふぞ」〈徒然・四七〉
あま‐ごぜん【尼御前】
尼を敬っていう語。あまごぜ。あまぜ。「—とはかしづき呼ばはれけるを」〈盛衰記・一二〉