あわ‐だ・つ【泡立つ】
[動タ五(四)]泡ができる。泡が多く出る。「白く—・つ波」
[動タ下二]「あわだてる」の文語形。
あわ‐だ・てる【泡立てる】
[動タ下一][文]あわだ・つ[タ下二]泡が出るようにする。泡を多く作り出す。「髭(ひげ)そりクリームを—・てる」
あわ‐だんご【粟団子】
粟、特に糯粟(もちあわ)の粉で作った団子。
あわ・つ【慌つ】
[動タ下二]「あわてる」の文語形。
あわ‐つぶ【粟粒】
アワの実の粒。きわめて小さいもののたとえに用いる。
あわず【粟津】
⇒あわづ
あわ・てる【慌てる/周章てる】
[動タ下一][文]あわ・つ[タ下二] 1 思いがけない物事に出会って、ふだんの落ち着きを失う。うろたえる。狼狽(ろうばい)する。「突然の知らせにすっかり—・てた」 2 (「あわてて…する」の形で...
あわび【鮑/鰒/石決明】
ミミガイ科の巻き貝のうち、マダカアワビ・クロアワビ・メガイアワビ・エゾアワビの総称。貝殻は平たい楕円形で、殻口が大きいために二枚貝の片側だけのように見える。殻径10〜20センチ。殻の外面は褐色で...
あわび‐たま【鮑珠】
真珠。古くは、アコヤガイではなく、アワビから真珠をとった。「潜(かづ)き採るといふ—」〈万・四一〇一〉
鮑(あわび)の片思(かたおも)い
《アワビは、二枚貝の片側だけのように見えるところから》自分が慕っているだけで、相手にはその気のない恋をいう。磯(いそ)の鮑の片思い。