あ【阿】
[人名用漢字] [音]ア(呉)(漢) [訓]くま おもねる お 1 山や川の曲がって入りくんだ所。「山阿」 2 自分の意志を曲げて人に従う。「阿世・阿諛(あゆ)」 3 人を呼ぶ語に冠して親しみを...
あい【哀】
[常用漢字] [音]アイ(呉)(漢) [訓]あわれ あわれむ かなしい 1 せつなくて胸がつまる。「哀歓・哀愁・哀悼/悲哀」 2 かわいそうに思う。「哀憐(あいれん)」 3 あわれっぽくする。泣...
あい‐えん【哀婉】
[形動][文][ナリ]あわれで美しく、しとやかなさま。「—な恋情」
あい‐えん【哀艶】
[形動][文][ナリ]美しさの中に悲しみの感じられるさま。「あわただしき花の名残の—なるかたも」〈藤村・雅言と詩歌〉
あい‐ともな・う【相伴う】
[動ワ五(ハ四)] 1 あわせ持つ。「名実—・う」 2 一緒に行動する。連れていく。「弟子を—・って旅に出る」
あうさわに
[副]すぐに。軽率に。「山背(やましろ)の久世の若子(わくご)が欲しと言ふ我(われ)—我を欲しと言ふ山背の久世」〈万・二三六二〉 [補説]一説に、逢う時の意の「あふさ」に、急にの意の「あわに」の...
あお【襖】
《「襖」の字音「あう」の音変化》 1 両方の脇(わき)をあけたままで、縫い合わせず、襴(らん)のない古代の上着。位階相当の色によるものを位襖(いあお)といい、武官の礼服や朝服に用いた。わきあけの...
あお‐かずら【青葛】
1 アワブキ科の蔓性(つるせい)の落葉低木。他の木にからみついて伸び、葉は卵形。春、黄色の小花が咲き、実は青色。中国・四国・九州の山野に自生。 2 ツヅラフジの別名。
あお‐がい【青貝】
1 螺鈿(らでん)の材料に用いる貝。ヤコウガイ・オウムガイ・アワビなど。また、それらの貝殻を用いた細工。 2 ユキノカサガイ科の巻き貝。海岸の岩礁にすむ。貝殻は楕円形の笠形で、殻径約3センチ。表...
あおば‐せせり【青翅挵】
セセリチョウ科のチョウ。開張約4.5センチ。青緑色を帯び、後ろ翅の後縁は橙(だいだい)色。幼虫の食草はアワブキなど。