て‐の‐した【手の下】
[名・形動ナリ] 1 配下にあること。容易なこと。また、そのさま。「この者どもを—に討つはいかさま鬼神か」〈謡・熊坂〉 2 すぐ近く。眼下。「やれやれ洛中—に見る」〈独吟一日千句〉
て‐みそ【手味噌】
1 自分が原因の失敗。「海士を浪へ投げ込んだは汝(おのれ)が—」〈浄・安達原〉 2 いかさま。いんちき。「お身たちのやうに—は付けず、正味の負けがおびただしい」〈浮・子息気質・二〉 3 「手前(...
手目(てめ)を上(あ)・げる
悪だくみやいかさまの証拠をあげる。「わざと悪事に一味して、まっかう—・げようため」〈浄・先代萩〉
まやかし
ごまかすこと。また、そのもの。いかさま。いんちき。「売り込みの言葉に—がある」
いか‐もの【如何物/偽物】
1 本物に似せたまがいもの。いかさまもの。「—をつかまされる」 2 世間並みと異なって変なもの。「—好き」