いかだ【筏/桴】
1 木材・竹などを並べて結び合わせ、水に浮かべる物。木材の運搬や舟の代わりに用いる。 2 鎧(よろい)の籠手(こて)として、手首とひじの間に並べてつけた薄い板金。 3 《串にさした形が1に似てい...
いかだ【筏】
外村繁の時代小説。江戸時代末期の近江商人を主人公にした作品。「草筏」「花筏」とともに「筏三部作」と呼ばれる。昭和29年(1954)発表。昭和31年(1956)、第9回野間文芸賞受賞。
いかだ‐がた【筏形】
花器の一。比較的長い竹筒の胴に楕円形の穴をあけ、ひもで水平に吊るして花を生けるもの。
いかだ‐ごぼう【筏牛蒡】
料理で、牛蒡をたたいて筏の形にしたもの。
いかだ‐し【筏師】
筏に乗って運搬することを職業とする人。いかだのり。
いかだ‐じぎょう【筏地形】
湿地など地盤の軟らかい所で、長い木材や鉄材を敷き並べ、その上にコンクリートを打つ地固め工法。
いかだ‐ながし【筏流し】
木材を筏に組み、川に流して運搬すること。また、それを操る人。
いかだ‐なます【筏膾】
柳の葉を筏のように皿に並べ、その上に魚の細作りを盛ったもの。鮎(あゆ)のほか、鯉(こい)・鮒(ふな)・鱸(すずき)などを使う。
いかだ‐のり【筏乗り】
「筏師」に同じ。
いかだ‐ばり【筏張り】
床板の張り方の一。板の継ぎ目をそろえず、順次にずらして張るもの。