いくさ‐だち【軍立ち】
1 軍勢が戦場に出発すること。出陣。「尾資(びし)の津に—す」〈北野本斉明紀〉 2 合戦。いくさ。また、戦いぶり。「これほど—烈しき敵にいまだ逢はず候」〈古活字本保元・中〉 3 軍勢の配置。陣立...
いくさ‐の‐さんぶぎょう【軍の三奉行】
江戸幕府の大目付・旗奉行・槍(やり)奉行の総称。
いくさ‐ひょうじょう【軍評定】
合戦の前に行う作戦会議。「まづ鎌倉の—をぞせられける」〈太平記・一〇〉
いくさ‐びと【軍人】
兵士。武人。「—先(ま)づ楼(たかとの)の上に登りて」〈崇峻紀〉
いくさ‐ぶぎょう【軍奉行】
鎌倉・室町時代、戦いのとき臨時に設けられた職名。軍事に関する総括責任者。
いくさ‐ぶね【軍船】
兵船。軍艦。
いくさ‐ぼし【軍星】
《兵学家が北斗七星を軍神(いくさがみ)としたところから》北斗七星の異称。
いくさ‐ものがたり【軍物語】
1 戦争に関する話。軍談。 2 戦争の記録。軍記。
いくさ‐よばい【軍喚ばひ】
戦場における敵味方の喚声。ときの声。「明けても暮れても—の声絶えざりし」〈平家・灌頂〉
戦(いくさ)を見(み)て矢(や)を矧(は)ぐ
戦いが始まってから矢を作る。事が起こってからあわてて準備にとりかかることの愚かさをいうたとえ。敵を見て矢を矧ぐ。