一(いち)の裏(うら)は六(ろく)
さいころの一と六とが裏表であるように、生きていくうちには、よいこともあれば悪いこともあり、それが循環するものだ。
一擲(いってき)乾坤(けんこん)を賭(と)す
《韓愈「過鴻溝」から。さいころを投げて、天が出るか地が出るか賭(か)ける意》天下を取るか取られるか、すべてを運に任せて思いきってやってみる。乾坤一擲。
いい‐め【好い目】
[連語]《望みどおりに出たさいころの目の意から》望んでいたような幸運。幸せな状態。「一人だけ—をみる」「—にあう」
うら‐め【裏目】
1 さいころを振って出た目の反対側にある目。 2 曲尺(かねじゃく)の裏側の目盛り。裏の矩(かね)。裏曲(うらがね)。 3 裁縫などで裏側に出た縫い目。
一(いち)か八(ばち)か
結果はどうなろうと、運を天に任せてやってみること。のるかそるか。「よし、—勝負してみよう」 [補説]ばくちの用語で、「一か罰か」でさいころの目に一が出るかしくじるかの意とか、「丁か半か」の「丁」...
アルコロジー‐うんどう【アルコロジー運動】
《アルコロジーは、歩く+ecology(生態学)からの造語》バイコロジーにならって、自分の足で歩くことを通して自然と接し、人間性を回復しようとすること。「日本歩け歩け協会」が推進する市民運動。
お‐とう‐さん【御父さん】
1 子供が自分の父親を呼ぶ語。また、子供にとって父親のこと。「おかあさん」とともに明治37年(1904)から使用した文部省「尋常小学読本」(国定教科書)に採用されてから、「おとっさん」に代わって...
あげ‐つぼ【揚げ壺】
さいころ賭博(とばく)で、壺を不正な仕方で開閉すること。転じて、だますこと。ごまかし。「こいつあ一番—を食った」〈伎・小袖曽我〉
あかとき‐くたち【暁降ち】
《「くたち」は動詞「くたつ」の連用形から》夜がその盛りを過ぎて、明け方近いころ。「今夜(こよひ)の—鳴く鶴(たづ)の思ひは過ぎず恋こそまされ」〈万・二二六九〉
あさ‐すずみ【朝涼み】
夏の朝の涼しいころ。あさすず。「まだ—のほどにわたり給はむとて」〈源・若菜下〉