いつき‐むすめ【斎娘/傅娘】
大事に守り育てている娘。かしずきむすめ。「海竜王の后になるべき—ななり」〈源・若紫〉
いつき‐むら【五木村】
⇒五木
いつき‐め【斎女】
春日神社・大原野神社で、神事に奉仕する未婚の少女。松尾神社では斎子(いご)という。
い‐つぎ【居接ぎ】
接ぎ木で、台木(だいぎ)を苗畑に植えたままの状態で接ぐ方法。→揚げ接ぎ
いつ‐ぎぬ【五衣】
平安時代の男子が用いた朝服のひとそろい。袍(うえのきぬ)・半臂(はんぴ)・下襲(したがさね)・衵(あこめ)または引倍木(ひきへぎ)・単(ひとえ)の五つ。
い‐つ・く【居着く/居付く】
[動カ五(四)] 1 そこに落ち着いて、いつづける。「人づかいが荒いので店員が—・かない」 2 来たまま帰らずに住みつく。居すわる。住居を定める。「のら犬が家に—・く」
いつ・く【斎く/傅く】
[動カ四] 1 (斎く)心身を清めて神に仕える。「因りて、其の女の家の内に、忌籬(いがき)を立てて—・く」〈霊異記・下〉 2 (傅く)敬って大切に世話をする。「后、そく山を出で給ひしより、この若...
いつ‐くさ【五種】
5種類。
いつくさ‐の‐たなつもの【五種の穀】
「五穀(ごこく)」に同じ。「天の下の公民の作る物は、—を始めて」〈祝詞・竜田風神祭〉
いつく・し【厳し/美し/慈し】
[形シク]《「稜威(いつ)奇(く)し」の意という》 1 神や天皇または貴人の威力が強く激しいさま。いかめしくおごそかである。「そらみつ大和の国は皇神(すめがみ)の—・しき国」〈万・八九四〉 2 ...