いで‐い【出居】
1 外の方に出て座ること。「例はことに端近なる—などもせぬを」〈源・薄雲〉 2 寝殿の庇(ひさし)の内部にある応接用の部屋。のちに「でい」と呼ばれ、接客用の座敷の意になる。出居殿(いでいどの)。...
いで‐いで
[感] 1 心から感動した気持ちを表す語。いやもう。「—、いといみじうめでたしや」〈大鏡・後一条院〉 2 決意や勧誘を表す語。どれどれ。さあさあ。「伝はりぬる事は、—承らばや」〈大鏡・師尹〉
いでい‐の‐ざ【出居の座】
1 「出居(いでい)3」に同じ。 2 「出居(いでい)2」に同じ。
いで‐いり【出で入り】
1 出たり入ったりすること。ではいり。「夜深きほどに、人をしづめて—などし給へば」〈源・夕顔〉 2 動作。立ち居振る舞い。「家の人の—憎げならず」〈土佐〉 3 もめごと。訴訟。でいり。「その約束...
いで‐い・る【出で入る】
[動ラ四]出たり入ったりする。「—・る下人(しもびと)だになくて、つれづれとながめ給ふ」〈源・蓬生〉
いで・いる【出で居る】
[動ワ上一] 1 ある場所に出て座る。「御格子(みかうし)ども上げわたして、人々—・ゐたり」〈源・花宴〉 2 開けた場所に出ていって住む。「さる海づらに—・ゐたる、ひがひがしきやうなれど」〈源・若紫〉
イデオフォン【ideophone】
言語学で、動物の声や物音、動作の状態などを表した語。擬声語および擬態語。オノマトペ。
イデオロギッシュ【(ドイツ)ideologisch】
[形動]特定の主義や考え方をもっているさま。「—な労働運動」
イデオロギー【(ドイツ)Ideologie】
1 政治・道徳・宗教・哲学・芸術などにおける、歴史的、社会的立場に制約された考え方。観念形態。 2 一般に、思想傾向。特に、政治・社会思想。
イデオロギー‐せいとう【イデオロギー政党】
幅広い国民の現実的な要求より、特定の政治思想の実現を教条的に重視する政党。→国民政党