くらげ‐の‐ほね【水母の骨】
《クラゲには骨がないところから》ありえない物事のたとえ。また、非常に珍しい物事のたとえ。
けい‐がく【渓壑/谿壑】
1 深い谷。渓谷。 2 《深い谷川の水は尽きないところから》欲望が次から次と起こって満足を知らないことのたとえ。「—の欲」
くれ◦さします【呉れさします】
[連語]《動詞「く(呉)る」の未然形+尊敬の助動詞「さします」》 1 くださる。「床几(しゃうぎ)—◦さしませ」〈和泉流狂・八尾〉 2 (…「てくれさします」の形で)…てくださる。「やあ、そなた...
暗(くら)がりから牛(うし)を引(ひ)き出(だ)す
《暗い所に黒い牛がいると何が何やらはっきりしないところから》物の区別がつかないたとえ。また、動作が鈍重で、はきはきしないたとえ。暗闇から牛を引き出す。
けいこう‐とう【蛍光灯】
1 照明器具の一。低圧のアルゴンおよび水銀蒸気中の放電によって発生した紫外線が、ガラス管内壁に塗ってある蛍光体に当たって発光するようにした放電灯。 2 《蛍光灯がすぐ点灯しないところから》反応の...
首(くび)が繋(つな)が・る
あやういところで免職・解雇をまぬがれる。
くっ‐せつ【屈折】
[名](スル) 1 折れ曲がること。「畑から畑を継いでは幾十度の—をなしつつ」〈長塚・土〉 2 物の考え方やその表現などが素直でなく、わかりにくいところがあること。「—した心理」「—した表現」 ...
くま‐な・し【隈無し】
[形ク] 1 影や曇りがない。隠れるところがない。「月は—・きをのみ見るものかは」〈徒然・一三七〉 2 隠し隔てがない。わだかまりがない。「好色事(すきごと)ども、かたみに—・く言ひ表し給ふ」〈...
くら‐がり【暗がり/闇がり】
1 暗いこと。また、暗い場所。くらやみ。「—に潜む」 2 人目につかないところ。内証のこと。「—の商ひはせうものでござらぬ」〈浄・薩摩歌〉 3 道理に暗く、愚かなこと。暗愚。「合点であらうと思ひ...
くもりよ‐の【曇り夜の】
[枕]曇りの夜は物の区別もさだかでないところから、「たどきも知らず」「あがしたばへ」「迷(まど)ふ」などにかかる。「足柄のみ坂恐(かしこ)み—我(あ)が下延(ば)へを言出(こち)でつるかも」〈万...