いなしき‐し【稲敷市】
⇒稲敷
い‐なじ・む【居馴染む】
[動マ五(四)]長い間そこにいてなれ親しむ。居馴れる。「十箇月—・んだ煙草屋の二階」〈嘉村・秋立つまで〉
いな・す【往なす/去なす】
[動サ五(四)] 1 《2から》攻撃を簡単にあしらう。また、自分に向けられた追及を言葉巧みにかわす。「鋭い質問を軽く—・す」 2 相撲で、急に体をかわして、攻撃に出ている相手の体勢を崩す。「—・...
いな‐すずめ【稲雀】
稲の実るころ田に群れるスズメ。《季 秋》「—茶の木畠や逃げ処/芭蕉」
いな‐ずま【稲妻/電】
《稲の夫(つま)の意。稲の結実期に多く起こるので、これによって稲が実ると考えられていた》 1 空中電気の放電によって生じる電光。また、それが雲に反映したもの。稲光(いなびかり)。稲魂(いなだま)...
いなずま‐おれくぎ【稲妻折れ釘】
頭部が稲妻形に二重に折れて鉤(かぎ)形をした釘。掛け物などをかけるのに使用。
いなずま‐がた【稲妻形】
1 稲妻の形を折れ曲がった直線で図案化した模様。紋所にも用いる。 2 左右交互に曲がった形。ジグザグの形。「十四人は、詞(ことば)もなく、—に焼跡の町を縫って」〈鴎外・大塩平八郎〉
いなずま‐ばしり【稲妻走り】
稲妻がひらめくように、速く走ること。「あの馬止めよといふ程も、家来に乗り抜け—」〈浄・会稽山〉
いなずま‐びし【稲妻菱】
「稲妻形1」を菱形に描いた文様。また、その紋所。
いなずまびょうし【稲妻表紙】
読本。5巻6冊。山東京伝著。歌川豊国画。文化3年(1806)刊。近松門左衛門の「傾城反魂香(けいせいはんごんこう)」などの不破伴左衛門と名古屋山三郎の物語をからませ、敵討ちを中心にしたお家騒動物...