いぬむこいり【犬婿入り】
多和田葉子の短編小説。平成4年(1992)発表。同年、第108回芥川賞受賞。
犬(いぬ)も歩(ある)けば棒(ぼう)に当(あ)たる
1 何かをしようとすれば、何かと災難に遭うことも多いというたとえ。 2 出歩けば思わぬ幸運に出会うことのたとえ。
犬(いぬ)も食(く)わぬ
食えるものなら何でも食うはずの犬さえも食わない。ひどく嫌われることのたとえ。また、ばかばかしくて相手にする気になれないことのたとえ。「夫婦げんかは—」
犬(いぬ)も朋輩(ほうばい)鷹(たか)も朋輩(ほうばい)
鷹狩りで、犬と鷹は違った待遇を受けるが、同じ主人に仕える同僚である。役目や地位が違っていても、同じ主人に仕えれば同僚であることに変わりはないことのたとえ。
いぬ‐やま【犬山】
山野で、飼いならした犬を使ってする狩り。「この人—といふ事をして…山に入りて猪鹿を犬に噉(く)ひ殺さしめて」〈今昔・二六・七〉
いぬやま【犬山】
愛知県北西部の市。もと尾張藩家老成瀬氏の城下町。犬山城・明治村・京大霊長類研究所や日本ラインなどがある。人口7.5万(2010)。
いぬやま‐し【犬山市】
⇒犬山
いぬやま‐じょう【犬山城】
愛知県犬山市にある城。天文6年(1537)織田信康が築いた平山城(ひらやまじろ)。のち元和3年(1617)に尾張藩家老成瀬氏の居城となる。現存の天守閣は日本最古のもので国宝。白帝(はくてい)城。
いぬやま‐やき【犬山焼】
愛知県犬山地方で焼いた陶器。染め付け・赤絵など各種のものがある。丸山焼。
いぬ‐やらい【犬矢来】
湾曲した割り竹を並べて建物の壁や塀の下部を覆う、背の低い柵。京都の町屋などに多く見られる。