いぬ‐くぐり【犬潜り】
犬が出入りできるように垣根や塀などに設けた小さい穴。
いぬ‐ぐす【犬樟】
タブノキの別名。
いぬ‐こうじゅ【犬香薷】
シソ科の一年草。山野の日当たりのよい地に生え、高さ20〜60センチ。葉は長楕円形で縁にぎざぎざがある。秋、淡紫色で唇形の小花を多数総状につける。
いぬ‐こりやなぎ【犬行李柳】
ヤナギ科の落葉低木。原野の湿地に多く、葉は長楕円形で、裏面は白い。雌雄異株。早春、青みがかった小花が集まった穂をつける。種子は綿毛をもち風に飛ぶ。
いぬ‐ころ【犬児/狗子】
犬の子。子犬。いぬっころ。
いぬ‐ごま【犬胡麻】
シソ科の多年草。湿地に生え、高さ30〜70センチ。茎は四角柱で、下向きのとげがある。葉は対生。夏、淡紅色の唇形花が輪生する。
いぬごや【犬小屋】
向田邦子の短編小説。昭和55年(1980)発表。同年、「かわうそ」「花の名前」とあわせ第83回直木賞受賞。
いぬ‐ごや【犬小屋】
1 犬を飼うための小屋。また比喩的に、粗末で小さな家のこと。 2 江戸時代、第5代将軍徳川綱吉が中野・大久保などに作り、野犬を飼い養った小屋。→生類憐みの令 [補説]書名別項。→犬小屋
いぬ‐サフラン【犬サフラン】
イヌサフラン科の多年草。卵形の鱗茎(りんけい)から茎が伸び、秋、サフランに似た花を数個開く。花の色は淡紅紫色・白色・藤色など。種子からアルカロイドの一種で、植物の品種改良に用いるコルヒチンを採る...
いぬ‐ざくら【犬桜】
バラ科の落葉高木。山野に自生。樹皮は暗灰色でつやがあり、春、白い小花を密につけるが、見劣りするのでこの名がある。実は黄赤色から黒紫色に変わる。《季 春》