いぬ‐のみ【犬蚤】
ヒトノミ科のノミ。体長2ミリほどで、全体が赤褐色。犬や猫・ネズミなどに寄生。
いぬ‐はっか【犬薄荷】
シソ科の多年草。高さ50〜100センチで、角柱形の茎は白い毛におおわれる。葉は心臓形で鋸歯(きょし)があり、香りがよいためハーブとして使用される。筑摩(ちくま)はっか。猫に与えるとマタタビのよう...
いぬ‐はりこ【犬張(り)子】
犬をかたどった張り子のおもちゃ。子供の魔よけとして、宮参りの祝い物にもする。→犬箱
いぬはりこ【狗張子】
仮名草子。7巻。浅井了意著。元禄5年(1692)刊。中国の小説「続玄怪録」「博異志」などを題材にした怪奇説話など45編を収録。「御伽婢子(おとぎぼうこ)」の続編。
いぬ‐ばこ【犬箱】
犬が伏した形に作った、雌雄で一対の小箱。昔、安産や子供の健康を祈るまじないに用いられた。犬張り子の源流といわれる。御伽(おとぎ)犬。
いぬ‐ばしり【犬走り】
1 《犬が通れるほどの空間の意》築地(ついじ)や城の垣などと溝・堀との間に設けられた通路状の空き地。 2 建物の外壁面を保護するために、その周りの地盤をコンクリートや砂利で固めた所。 3 堤防・...
いぬ‐ひと【犬人/狗人】
上代、犬のほえ声をまねて発し、宮廷を警備した隼人(はやと)。「汝(いましみこと)の俳人(わざびと)たらむ。一に云はく、—」〈神代紀・下〉
いぬ‐びえ【犬稗】
イネ科の一年草。道端や水田に生え、高さ0.6〜1メートル。葉は線形。夏、穂を出して、緑色の花を多数つける。さるびえ。のびえ。
イヌビク【Inuvik】
カナダ、ノースウエスト準州北西部の町。マッケンジー川のデルタの東側に位置する。1961年にカナダ政府によって、先住民のイヌイットの定住地として計画的に建設された。冬の住居イグルーを模したドーム状...
いぬ‐びゆ【犬莧】
ヒユ科の一年草。道端にみられ、高さ約30センチ。全体に柔らかく、葉はひし状卵形。夏から秋、緑色の小花を穂状につける。