いま‐わ【今際】
《「今は限り」の意から》もうこれ限りという時。死にぎわ。臨終。最期。「—の言葉」
いまわし・い【忌まわしい】
[形][文]いまは・し[シク] 1 不吉だ。縁起が悪い。「—・い夢」 2 嫌な感じである。不愉快である。「—・い思い出」 [派生]いまわしげ[形動]いまわしさ[名]
いま‐わたり【今渡り】
江戸時代に入ってから舶来したこと。また、その織物や陶磁器など。新渡(しんと)。→古(こ)渡り →中(なか)渡り →後(のち)渡り
いまわ‐の‐きざみ【今際の刻み】
「今際の際(きわ)」に同じ。「かかる—にて何かは漏らすべき」〈源・柏木〉
いまわ‐の‐きわ【今際の際】
臨終の時。死にぎわ。「—に言い残す」
いまわ‐の‐とき【今際の時】
「今際の際(きわ)」に同じ。
いまわ‐の‐とじめ【今際の閉ぢめ】
「今際の際(きわ)」に同じ。「—になり給ひて、いささか宣(のたま)ひ置くことの侍りしを」〈源・橋姫〉
い‐まわり【居回り】
自分がいる所の周囲。辺り。近辺。「劇場の—も静かであった」〈秋声・足迹〉
い‐まわ・る【居回る】
[動ラ四]多くの人が輪になって座る。車座になる。「(鬼ドモガ)—・りて酒飲みあそびて」〈宇治拾遺・一〉