ござ‐な・い【御座無い】
[形][文]ござな・し[ク]《「御座」+形容詞「ない」から》 1 「ない」の意の丁寧語。ありません。「いやいやさやうの事では—・い」〈虎清狂・薬水〉 2 「いない」の意の尊敬語。いらっしゃらない...
さくらい【桜井】
姓氏の一。 [補説]「桜井」姓の人物桜井錠二(さくらいじょうじ)桜井忠温(さくらいただよし)桜井丹波少掾(さくらいたんばのしょうじょう)桜井梅室(さくらいばいしつ)桜井弥一郎(さくらいやいちろう...
しめ
《尊敬の助動詞「しも」の命令形》軽い敬意を含んだ命令や要求を表す。…なさい。→しも「いやいやさやうにしてはおそからふ。いそひでゆかしめ」〈虎明狂・武悪〉 [補説]室町後期に用いられ、目下の者に対...
し‐もの【仕物/為物】
1 すること。仕事。「こりゃよい—ぢゃわい」〈伎・韓人漢文〉 2 役に立つ物。「あれもよい—が有るいやい」〈虎寛狂・萩大名〉
世間(せけん)が立(た)・つ
世間への申し訳が立つ。世間に対して一分(いちぶん)が立つ。「ちょっと顔でも見たいが、いやいやそれでは—・たぬ」〈浄・冥途の飛脚〉
そう◦ず【候ず】
[連語] 《動詞「さう(候)」の未然形+打消しの助動詞「ず」》多く補助動詞として用いられ、…でありません、…ませんの意を表す。→さもそうず「いやいや、これまでは思ひもより—◦ず」〈平家・二〉 ...
た‐そ【誰そ】
[連語]《代名詞「た」+助詞「そ」》 1 だれだ。「—、この門たたくは」〈宇治拾遺・一〇〉 2 目下の者に呼びかける語。だれか。だれかいないか。「やいやい、—をらぬか」〈虎寛狂・釣狐〉
てま‐どう【手間だう】
[形動ナリ]手間がかかってめんどうなさま。「いやいや抜くも—なり。火をつけて焼き立てう」〈浄・女夫池〉 [補説]「どう」は無駄になる意の接尾語「どうな」からか。→どうな
なに‐か【何か】
[連語] 《代名詞「なに」+助詞「か」》 1 《「か」は副助詞》感覚・願望などの内容がはっきりしない事物をさす。「—がありそうだ」「お茶か—飲みたい」 2 《「か」は係助詞。感動詞的に用いる》...
なにか‐は【何かは】
[連語] 1 反語の意を表す。何が…か、いやそんなことはない。「折にふれば、—あはれならざらん」〈徒然・二一〉 2 反語の意を表す。どうして…か、いや…はしない。「葎(むぐら)はふ下にも年は経ぬ...