いわふね‐の‐さく【磐舟柵】
大化4年(648)、蝦夷(えぞ)に備えて越後国に設けられた城柵。大和朝廷の北方進出の根拠地。現在の新潟県村上市岩船付近と考えられている。
いわ‐ぶくろ【岩袋】
オオバコ科の多年草。本州以北の高山に分布。高さ約10センチ。夏、淡紅紫色で先が五つに裂けた袋状の花が開く。北海道の樽前山(たるまえさん)に多く、「たるまいそう」ともいう。
いわ‐ぶろ【岩風呂】
岩で囲まれたくぼみを湯船にした温泉。また、岩で囲った風呂。
いわ‐べんけい【岩弁慶】
ベンケイソウ科の多年草。本州中部から北の高山や北海道の海岸に自生。高さ約30センチ。葉は白みがかり、多肉で、多数重なり合ってつく。雌雄異株。夏、黄色い小花が群がって開く。いわきりんそう。
いわ‐ま【岩間】
岩と岩との間。
いわま‐かんのん【岩間観音】
岡山県久米郡美咲町にある本山寺の通称。山号は岩間山。役(えん)の行者(ぎょうじゃ)ゆかりの地に頼観が大宝元年(701)に建立、新山寺と称したが、鑑真が改称したと伝える。漆間時国(うるまのときくに...
いわまく‐も【言はまくも】
[連語]《「まく」は推量の助動詞「む」のク語法》口に出して言うのも。口にするのも。「かけまくもあやに恐(かしこ)く—ゆゆしくあらむと」〈万・九四八〉
いわ‐まつ【岩松】
イワヒバの別名。
いわま‐でら【岩間寺】
滋賀県大津市にある真言宗醍醐派の正法寺の通称。山号は岩間山。養老年間(717〜724)に泰澄(たいちょう)が創建。西国三十三所第12番札所。本尊は千手観音。
いわみ【石見】
旧国名の一。現在の島根県西部にあたる。石州。