いわわれ‐みず【岩割れ水】
岩に勢いを塞(せ)かれて流れる水。「—に肘(ひぢ)を曲げて、耳を洗へるよすがとなり」〈浄・釈迦如来〉
いわんかた‐な・し【言はん方無し】
[形ク]《「ん」は推量の助動詞「む」の連体形》何とも言いようがない。たとえようもない。「上のつらくおはしますこと、さらに—・し」〈かげろふ・下〉
言(い)わんこっちゃな・い
《「こっちゃ」は「ことでは」の音変化》「言わないことではない」に同じ。
イワンのばか【イワンの馬鹿】
《原題、(ロシア)Skazka ob Ivane-durake》レフ=トルストイの創作民話。1885年刊。ロシアの民話を素材に、地主の三人息子のうち、正直で働き者の末弟イワンが、最後には悪魔にも...
言(い)わんばかり
口にこそ出さないが、ようすや表情からはっきりそれとわかる。言わぬばかり。「誘ってくれと—のそぶり」
イワンバゾフ‐こくりつげきじょう【イワンバゾフ国立劇場】
《Naroden teatar "Ivan Vazov"/Народен театър "Иван Вазов"》ブルガリアの首都ソフィアにある劇場。1907年開設。詩人・作家イワン=バゾフの名...
いわん‐や【況んや】
[副]《動詞「い(言)う」の未然形+推量の助動詞「む」+係助詞「や」から。漢文訓読から生じた語。もと文頭に「況」があれば、文末に「…といはむや」を補って訓読したが、のちに「況」の訓として扱われる...