うきしま‐にんぎょう【浮(き)島人形】
水面を浮いて回るように作ったおもちゃ。針金を芯にしてろう引きの厚紙を巻き、練り糸で飾って、人や水鳥などの形にしたもの。
うき‐しろ【浮(き)城】
《水に浮かんでいる城の意から》軍艦。
うきしろものがたり【浮城物語】
矢野竜渓による海洋冒険小説。明治23年(1890)の1月から3月にかけて「報知異聞」の題名で「郵便報知新聞」に連載、評判となる。同年4月の単行本化に際し「浮城物語」に改題。副題「報知異聞」。
うき‐す【浮(き)州/浮き洲】
1 泥や流木などが集まり、上に植物が生えたりして州のように見えるもの。 2 川や海の上に姿を現した州。
うき‐す【浮(き)巣】
アシの枯れ葉などで水面に作ったカイツブリの巣。《季 夏》「流さるる—に鳰(にほ)の声悲し/子規」
うき‐すけ【浮助】
遊び歩く男のこと。浮かれ男(お)。「—や扈従(こしょう)見にゆく桜寺」〈東日記〉
うきす‐どり【浮(き)巣鳥】
1 カイツブリの別名。 2 居住の一定しない人。
うき‐せいこう【雨奇晴好】
《蘇軾「飲湖上初晴後雨」の「水光瀲灔(れんえん)として晴れて方(まさ)に好し、山色空濛(くうもう)として雨も亦(また)奇なり」から》晴れても雨でも、それぞれによい景色で、趣のあること。晴好雨奇。
うき‐ぜい【浮き勢】
本隊から離れていて、機に応じ援護する軍勢。遊軍。浮き備え。「敵の近づかん所へ懸け合はせんと、—になりてひかへたり」〈太平記・三六〉
うき‐た・つ【浮(き)立つ】
[動タ五(四)] 1 心楽しく、うきうきして落ち着かない状態になる。「旅行を前にして心が—・つ」 2 気持ちがうわずる。そわそわする。「反撃を受けてチームが—・つ」 3 周りのものから区別されて...