うきた‐の‐もり【浮田の森】
奈良県五條市の荒木神社の森。[歌枕]「かくしてやなほやなりなむ大荒木の—の標(しめ)にあらなくに」〈万・二八三九〉 [補説]のちには、京都市伏見区淀本町の与杼(よど)神社の森にもいうが、平安時代...
うき‐だい【浮き鯛】
春の大潮のときに、多数の鯛が浮き上がること。また、その鯛。潮流などの影響で水圧が急に減少し、浮き袋の調整ができなくなるために浮く。《季 春》
うき‐だし【浮(き)出し】
1 浮き出すこと。 2 紙や織物に、模様や文字などをやや高く浮き出させること。また、そのもの。
うきだし‐いんさつ【浮(き)出し印刷】
雌型(めがた)と雄型(おがた)とを用いて、文字や模様を浮き出させる特殊な印刷法。ダイスタンプ。
うきだし‐おり【浮(き)出し織(り)】
⇒ピケ
うき‐だ・す【浮(き)出す】
[動サ五(四)] 1 表面に浮いて出てくる。「漏れた油が水面に—・す」 2 模様・形などが、下地や背景から区別されてはっきり見えてくる。「刺繍(ししゅう)が—・して見える」
うき‐だま【浮(き)玉】
漁網の浮きに使われる、ガラスやプラスチック製の球。中は空洞。びん玉。
うき‐つ【浮き津】
天の川にあるという船着き場。「天の川—の波音騒くなりわが待つ君し舟出すらしも」〈万・一五二九〉
浮(う)きつ沈(しず)みつ
《助動詞「つ」は「…つ…つ」の形で並立を表す》浮いたり沈んだり。「笹舟が—流されていく」
うき・でる【浮(き)出る】
[動ダ下一] 1 表面に浮いて現れる。「汗が額に—・でる」 2 模様・形などが、周囲や背景から浮き上がったようにはっきり見える。「青空の中に雪の頂が—・でる」