うけわし‐げ【祈はしげ】
[形動ナリ]いかにものろわしいようなさま。「弘徽殿(こうきでん)などの—にのたまふ」〈源・紅葉賀〉
うけ‐はらい【受(け)払い】
金銭などの受け取りと支払い。
うけ‐はん【請(け)判】
請け人が保証のために押す判。また、保証人となってその判を押すこと。「幸い融通して呉れるという人がある。その—をして呉れ」〈万太郎・末枯〉
うけ‐ばこ【受(け)箱】
郵便物や牛乳などの配達物を受けるために、玄関先などに取り付けた小箱。
うけ‐ばな【請花】
塔の九輪(くりん)や宝珠(ほうじゅ)などの下についている花形の飾り。多く八葉(はちよう)の蓮華(れんげ)で上を向いている。
うけ‐ばり【浮張/受張】
1 兜(かぶと)の鉢の裏側に革または布を浮かせて張り、頭が直接兜に当たるのを防いだもの。浮裏(うけうら)。 2 襖(ふすま)・屏風(びょうぶ)などを表装するときの下張りの一工程。骨にだけのりをつ...
うけ‐ば・る【受け張る】
[動ラ四] 1 他人に遠慮せずに行動する。おおっぴらに振る舞う。「(藤壺ハ)人もえおとしめ聞こえ給はねば、—・りてあかぬことなし」〈源・桐壺〉 2 我が物顔に振る舞う。でしゃばる。「柳の葉を百(...
うけ‐ひ・く【承け引く】
[動カ五(四)]聞き入れる。承知する。同意する。承諾する。「禅師(ぜじ)様がわたくしの日ごろよりの心細い憂えをそこもとへお伝えなさいましたのを心よく御—・きくださいましたよし」〈堀辰雄・ほととぎす〉
うけ‐ふね【有卦船】
有卦に入った人が、宝の帆を張った筆の帆柱を立て、福助・福良雀(ふくらすずめ)・福寿草・富士など「ふ」の字の付いためでたい7種の菓子などを飾る縁起船。
うけ‐ぶみ【請文】
上司または身分の上の者の仰せに対して承諾したことを書いた文書。請け書き。請け書(しょ)。散状。「御—のおもむき僉議(せんぎ)せらる」〈平家・一〇〉