うそ‐うそ
[副] 1 落ち着きなく歩き回ったり見回したりするさま。うろうろ。きょろきょろ。「男は庭の真中に立って、—家の中を見廻していた」〈秋声・足迹〉 2 どことなくはっきりしないさま。間の抜けたさま。...
うそう‐むそう【有相無相】
仏語。姿・形をもっている存在と、姿・形によって現出させられた存在の本性。現象と真理。有象無象。
うそ‐かえ【鷽替え】
鷽をかたどった木製の鳥を、参詣人が交換し合ったり、神官が参詣人の古い鷽を別のものに引き替えたりする行事。前年の不幸を嘘(うそ)にし、吉運に替える意という。太宰府天満宮での正月7日夕の酉(とり)の...
嘘(うそ)か実(まこと)か
真実ではないのか、あるいは真実なのか。「その噂、—確かめてみよう」
嘘(うそ)から出(で)た実(まこと)
嘘のつもりであったものが、結果的に、はからずも真実となること。
う‐そく【右側】
みぎがわ。「—通行」⇔左側(さそく)。
うそ‐さびし・い【うそ寂しい】
[形][文]うそさび・し[シク]どことなく寂しい。「へんに—・い笑いかたをする男で」〈宇野浩二・苦の世界〉 [派生]うそさびしげ[形動]うそさびしさ[名]
うそ‐さむ【うそ寒】
《形容詞「うそさむい」の語幹から》 1 なんとなく感じる寒さ。「—の宵」 2 秋になってなんとなく感じる冷気。そぞろ寒。《季 秋》「—をかこち合ひつつ話しゆく/虚子」
うそ‐さむ・い【うそ寒い】
[形][文]うそさむ・し[ク] 1 なんとなく寒い感じである。うすら寒い。うす寒い。「—・い秋の夕暮れ」 2 心が冷え冷えとするさま。心が寒気を感じるさま。うすら寒い。うす寒い。「灰白色の揺動く...
うそ‐じ【嘘字】
字画を誤った、実際にはない文字。また、間違って使った文字。誤字。