うのはな‐あえ【卯の花和え】
煎って味をつけたおから(卯の花)で魚・野菜などをあえたもの。きらずあえ。ふぶきあえ。からまぶし。
うのはな‐いか【卯の花烏賊】
小さく切ったイカを薄いたれで煮たもの。
うのはな‐いり【卯の花煎り】
卯の花(おから)に野菜や油揚げなどを入れて煎りつけたもの。きらずいり。
うのはな‐いろ【卯の花色】
卯の花1のような色。わずかに青みがかかった白色。
うのはな‐おどし【卯の花威】
鎧(よろい)の威の色の一。白色であるのを卯の花に見立てての名。白糸威、白の唐綾(からあや)威、白革による洗い革威など。
うのはな‐がき【卯の花垣】
ウツギでつくった生け垣。うのはながきね。《季 夏》
うのはな‐がさね【卯の花襲】
襲の色目の名。表は白、裏は青。陰暦4、5月に用いた。
うのはな‐くたし【卯の花腐し】
《卯の花を腐らす意から。「うのはなくだし」とも》卯の花の咲いているころに降りつづく長雨。五月雨(さみだれ)。季語としては「花の雨」と「五月雨」との間。《季 夏》「さす傘も—もちおもり/万太郎」
うのはな‐ぐもり【卯の花曇(り)】
卯の花の咲くころの曇りがちな空模様。卯月曇り。
うのはな‐じる【卯の花汁】
おからとアサリのむき身、野菜などを入れた味噌仕立ての汁。おから汁。