うめ‐がえし【梅返し】
紅梅色の染め物。元禄(1688〜1704)のころ、主として羽織の裏地に用いられた。
うめがえ‐でんぶ【梅が枝田麩】
でんぶの一。せん切りにしたするめとかつお節・梅干しを合わせ、粉山椒を加え、酒・醤油で煮ていりあげたもの。梅が香。
うめ‐が‐か【梅が香】
1 梅の花のかおり。《季 春》「—にのっと日の出る山路かな/芭蕉」 2 練り香(こう)の名。 3 「梅が枝田麩(でんぶ)」に同じ。
うめがさ‐そう【梅笠草】
ツツジ科の多年草。低山や海辺に生え、高さ10〜15センチ。葉は輪状につく。6月ごろ、茎の先に梅に似た白い5弁花を1個開く。
うめ‐がさね【梅襲】
襲の色目の名。表は濃紅、裏は薄紅。11月から2月にかけて用いる。うめぞめ。
うめがたに‐とうたろう【梅ヶ谷藤太郎】
力士。 (初代)[1845〜1928]第15代横綱。本名、小江藤太郎。筑前(ちくぜん)の人。出身地(福岡県朝倉市杷木志波(はきしわ)の小字名、梅ヶ谷)から名をとった。→第14代横綱境川 →第1...
うめがわ【梅川】
浄瑠璃「冥途(めいど)の飛脚」、および同系統の浄瑠璃・歌舞伎などに登場する主人公。大坂新町の遊女で、300両の封印切りの大罪を犯した飛脚業の忠兵衛に身請けされ、新口村(にのくちむら)へ駆け落ちする。
うめがわちゅうべえ【梅川忠兵衛】
浄瑠璃「冥途の飛脚」の通称。
うめき【呻き】
うめくこと。また、うめき声。「—をあげる」
うめ‐き【埋め木】
1 すきまや割れ目などに木片を埋めて繕うこと。また、その木片。 2 「埋め木細工」の略。