うや【礼】
うやうやしくすること。礼儀。いや。「出で入り—無し」〈景行紀〉
う‐や【雨夜】
雨の降る夜。あまよ。
う‐や【烏夜】
《烏は黒いところから》やみ夜。
うやうや‐し・い【恭しい】
[形][文]うやうや・し[シク]《「礼(うや)」を重ねて形容詞化した語》相手を敬って、礼儀正しく丁寧である。「神前で—・く頭を下げる」 [派生]うやうやしげ[形動]うやうやしさ[名]
うや‐か・す【飢かす】
[動サ四]飢えさせる。「母を—・し殺したりし」〈太平記・三五〉
う‐やく【烏薬】
クスノキ科の常緑低木。幹・枝は細い。雌雄異株。4月ごろ、淡黄色の小花を多数つけ、実は楕円形。根は連球状で香気があり、漢方で健胃・鎮痛薬に用いる。天台烏薬(てんだいうやく)。
うや‐ま・う【敬う】
[動ワ五(ハ四)]相手を尊んで、礼を尽くす。尊敬する。「師と—・う」 [可能]うやまえる [用法]うやまう・あがめる——「敬う」は、対象を高位のもの、上位のものとして礼を尽くす意で、「神仏を敬う...
うや‐むや【有耶無耶】
[名・形動] 1 《有るか無いかの意から》物事がどうなのかはっきりしないこと。また、そのさま。あいまいなさま。「責任を—にする」「そんな—な結論では困る」 2 思いわずらって胸がすっきりしないこ...
うやむや‐の‐せき【有耶無耶の関】
山形・宮城両県境の笹谷峠にあった関所。むやむやの関。もやもやの関。[歌枕]「たのめこし人の心は通ふとや問ひてもみばや—」〈土御門院集〉 山形・秋田両県境の三崎峠にあった関所。