うれい‐ぶし【愁い節】
浄瑠璃で、愁嘆場(しゅうたんば)で演奏する哀れな節回し。
うれいもなく【憂いもなく】
《原題、(ドイツ)Ohne Sorgen》ヨーゼフ=シュトラウスのポルカ。1869年初演。ヨーゼフがロシアのパブロフスク滞在時に作曲。軽快な曲調で、演奏の途中に楽団員の笑い声が入ることで知られる。
うれ・う【憂ふ/愁ふ/患ふ】
[動ハ上二] 1 「憂える1」に同じ。「渡らひ心(=生計ヲ立テル意志)なかりけり。父、これを—・ひつつ思ふは」〈読・雨月・蛇性の婬〉 2 「憂える3」に同じ。「旅の空にこの疾(やまひ)を—・ひ...
うれえ【憂え/愁え/患え】
1 「うれい1」に同じ。「子を思う母の—」 2 「うれい2」に同じ。「—を忘れる」 3 嘆き悲しんで訴え出ること。愁訴(しゅうそ)。嘆願。「かの—をしたる匠(たくみ)をば、かぐや姫呼び据ゑて」〈...
うれえ‐がお【憂え顔/愁え顔】
「うれいがお」に同じ。
うれえ‐ぶみ【愁へ文】
愁訴や誓願のために朝廷などに出す文書。訴状。嘆願書。「人の申し文、—などありけるをとり集めて」〈栄花・衣の珠〉
うれ・える【憂える/愁える/患える】
[動ア下一][文]うれ・ふ[ハ下二] 1 よくないことになるのではないかと心配する。心を痛める。また、嘆き悲しむ。「日本の将来を—・える」 2 心の苦しみを人に訴える。自分の嘆きを人に告げる。「...
憂(うれ)えを掃(はら)う玉帚(たまははき)
《蘇軾「洞庭春色詩」から》飲むと嫌な事が忘れられることから、酒の美称。
ウレキサイト【ulexite】
硼酸(ほうさん)塩鉱物の一種。無色または白色。三斜晶系。針状の結晶の集合体であり、研磨すると、下に置いたものの像が上面に浮き上がって見えることから、テレビ石ともよばれる。曹灰硼鉱(そうかいほうこ...
うれ‐くち【売れ口】
売れて行く先。販路。また、転じて嫁入り先や就職先。売れ先。「—が決まる」