うれ【末】
草の葉や茎、木の枝の先端。こずえ。うら。「うちなびく春立ちぬらし我が門(かど)の柳の—にうぐひす鳴きつ」〈万・一八一九〉
うれ【売れ】
売れること。売れ行き。「—が早い」
うれ
[代]《「おれ」の音変化か》二人称の人代名詞。相手を軽くみて、またはののしって呼ぶ語。おのれ。うぬ。「おのれは日本一の剛の者に組んでうずな、—」〈平家・七〉 [補説]呼びかける場面に現れることが...
うれ‐あし【売れ足】
売れ行きの早さ。売れ行きの度合い。「不況で—が鈍る」
ウレアフォルム
《ureaformalinから》尿素とホルマリンから合成される窒素肥料。追肥が不要で、窒素含有量は硫安の2倍である。ウレアホルム。
ウレアーゼ【(ドイツ)Urease】
尿素をアンモニアと二酸化炭素とに加水分解する酵素。1926年、米国のサムナーがナタマメから結晶として初めて取り出した酵素。
うれい【憂い/愁い/患い】
《「うれえ」の音変化》 1 予測される悪い事態に対する心配・気づかい。うれえ。「後顧の—」 2 嘆き悲しむこと。憂鬱(ゆううつ)で心が晴れないこと。うれえ。「—に沈んだ顔」 [補説]ふつう1は「...
うれい‐がお【憂い顔/愁い顔】
心配そうな顔つき、表情。また、もの思いに沈んだ悲しげな顔つき。
うれい‐ごと【憂い事/愁い事】
1 心配事。悲しいこと。 2 歌舞伎などで、登場人物が悲しみや嘆きを表す演技。また、その場面。愁嘆場(しゅうたんば)。
うれい‐さんじゅう【愁い三重】
1 義太夫節の語り方の一つで、多くは一段の終わりにあって、愁嘆を表すもの。また、そのときの三味線の手。 2 歌舞伎下座音楽の一つで、三味線の独奏による、愁嘆を表す効果音楽。ふつう、主役が愁いをこ...