こう‐せい【薨逝】
「薨去(こうきょ)」に同じ。「筑紫にて正(まさ)しく—し給ひぬと聞こえし菅丞相」〈太平記・一二〉
けむり‐がえし【煙返し】
1 土蔵の戸口の内側下部にある石。けむがえし。 2 煙がよどむような形に作った香炉。
こ‐きざみ【小刻み】
[名・形動] 1 小さく刻むこと。また、そのさま。「大根を—に切る」 2 ごく短い間隔で動作をくりかえし行うこと。また、そのさま。「—に体が震える」「—な歩き方」 3 物事を少しずつ行うこと。ま...
こころ‐あさ・し【心浅し】
[形ク] 1 思慮が浅い。考えが足りない。「いさめ聞こえしかば、—・しと思ひ給へりし」〈源・柏木〉 2 情が薄い。熱心でない。「かう参り来ることも難くなりにたるを、—・きにや誰も誰も見なし給ふら...
こう‐よう【光耀】
光り輝くこと。また、そのもの。「火が燃えしきるときにぱッと立つところの—に似たようなものが」〈阿部知二・冬の宿〉
こう‐そく【梗塞】
[名](スル) 1 ふさがって通じないこと。「知識—して益愚なる者多し」〈岡部啓五郎・開化評林〉 2 動脈がふさがれて、その先の組織に壊死(えし)を生じた状態。心筋梗塞など。
こう‐みょう【高名】
[名・形動] 1 「こうめい(高名)1」に同じ。 2 手柄を立てること。特に、戦場での手柄。武功。功名。「この人一期の—とおぼえし事は」〈平家・四〉
げん‐かん【厳寒】
非常にきびしい寒さ。極寒(ごっかん)。《季 冬》「—や夜の間を萎えし草の花/久女」
げにげに・し【実に実にし】
[形シク] 1 その事柄が、時や所にふさわしいさま。肯定し、納得できるさま。「和歌の会の有様、—・しく優に覚えし事は」〈無名抄〉 2 もっともらしい。まことしやかである。「—・しく所々うちおぼめ...
こったん‐しょう【骨端症】
成長期にある骨端部が壊死(えし)を起こす病気の総称。手の月状骨のキーンベック病、大腿(だいたい)骨のペルテス病、脛骨(けいこつ)のオスグットシュラッテル病などがある。