あき‐の‐ななくさ【秋の七草】
秋を代表する七つの草花。萩・尾花・葛(くず)・撫子(なでしこ)・女郎花(おみなえし)・藤袴(ふじばかま)・桔梗(ききょう)。《季 秋》→春の七草 [補説]万葉集の山上憶良の歌では、桔梗の代わりに...
あぐ【鐖/逆鉤】
釣り針の先に、逆の方向に取り付けたかぎ。かえし。あご。
あお・つ【煽つ】
[動タ四] 1 あおいで風を起こす。「大うちはで—・ちのけるがごとくで」〈狂言記・粟田口〉 2 燃える気持ちをあおりたてる。そそのかす。「きやつは定業(ぢゃうごふ)が—・つ」〈虎明狂・鼻取相撲〉...
あつち‐じに【あつち死に】
《「あつち」は、跳ね回る意の動詞「あつつ」の連用形からか》身もだえし、跳ね回って死ぬこと。「悶絶躃地(もんぜつびゃくち)して、遂に—ぞし給ひける」〈平家・六〉
あおいろ‐すがた【青色姿】
青色の袍(ほう)を着た姿。「いみじき公達なれど、えしも着給はぬ綾織物を、心にまかせて着たる、—などめでたきなり」〈枕・八八〉
あし‐ずり【足摺り】
身をもがき、じだんだを踏むこと。とりかえしのつかないことを悔やむときの動作。「されば翁は—をして罵(ののしり)わめく」〈芥川・奉教人の死〉 [補説]本来は、倒れた状態で足をすりあわせて泣き嘆くこ...
アポトーシス【apoptosis】
個体の組織の成長の過程で、プログラム化された細胞死をいう。胎児の指が、指と指のあいだの細胞が死ぬことで生ずるのがその例。自然現象であって、事故による細胞のネクローシス(壊死(えし))と区別される。
あわづ【粟津】
滋賀県大津市南部の地名。古来、交通の要地。「逢わず」の意味を掛け、「粟津野」「粟津の原」などの形で歌に詠まれた。[歌枕]「関越えて—の森の会はずとも清水に見えし影を忘るな」〈後撰・恋四〉
蟻(あり)が十(とお)なら芋虫(いもむし)ゃ二十(はたち)
「ありがとう」と礼を言われたときにまぜっかえしていう言葉。蟻が十なら蚯蚓(みみず)が二十。
え‐しき【会式】
1 法会(ほうえ)の儀式。 2 「御会式(おえしき)」に同じ。《季 秋》