えぞし【蝦夷志】
江戸中期の地誌。1巻。新井白石著。享保5年(1720)自序。日本初の本格的な北海道方面の地誌で、のちの蝦夷地研究の先駆をなした。
えぞ‐しか【蝦夷鹿】
シカの一種。北海道の森林や原野に生息し、やや大形で、体高約1メートル。ニホンジカの亜種とされることもある。
えぞ‐しろちょう【蝦夷白蝶】
シロチョウ科の一種。翅(はね)は白色で、黒いすじがある。日本では北海道に分布。
えぞ‐すみれ【蝦夷菫】
エイザンスミレの別名。
えぞ‐せんにゅう【蝦夷潜入】
スズメ目センニュウ科センニュウ属の鳥。全長18センチくらいで背面は赤褐色。鳴き声はホトトギスに似る。北海道では夏鳥として繁殖、本州・四国では旅鳥。えぞほととぎす。
えぞ‐ぜみ【蝦夷蝉】
セミの一種。体長は翅(はね)の先まで約6.5センチ。体は黒色の地に黄緑色と赤褐色の斑紋があり、翅は透明。本州以南では山地のアカマツの林などにすむが、北海道などでは平地にもみられ、夏、ギャーギャー...
えぞ‐たんぽぽ【蝦夷蒲公英】
キク科タンポポ属の多年草。中部地方から東北・北海道に分布する、日本在来のタンポポ。外側の総苞片(そうほうへん)は幅が広く卵形。総苞には角状突起がほとんどない。花期は3〜5月。
えぞ‐だいかん【蝦夷代官】
⇒蝦夷管領(えぞかんれい)
えぞ‐ち【蝦夷地】
明治以前の北海道・千島・樺太(からふと)の総称。また、特に北海道のこと。
えぞ‐つゆ【蝦夷梅雨】
梅雨のころ、北海道の太平洋側で雨が多く降る現象。オホーツク海高気圧から冷たく湿った風が吹くことによって起こる。→梅雨 [補説]梅雨前線はふつう北海道に到達する前に衰えるため、本州のような梅雨はみ...