えど‐え【江戸絵】
浮世絵版画の前身となった紅彩色の江戸役者絵。江戸中期から売り出され、2、3色刷りからしだいに多彩となり、錦絵(にしきえ)として人気を博した。紅摺絵(べにずりえ)。東(あずま)錦絵。→上方絵(かみ...
えど‐おもて【江戸表】
政治・文化の中心である江戸を、地方からさしていう語。
えど‐かのう【江戸狩野】
江戸で活躍した狩野派諸家の総称。徳川幕府成立とともに狩野探幽が京都から江戸に移って、その基礎を築いた。→京狩野
えど‐かぶき【江戸歌舞伎】
「江戸狂言」に同じ。
えど‐かんばん【江戸看板】
江戸三座(中村座・市村座・森田座)などで用いた看板。また、それに似せて作り京坂の歌舞伎劇場で用いた看板。
えど‐がくもんじょ【江戸学問所】
昌平黌(しょうへいこう)の異称。
えど‐がね【江戸金】
江戸から為替として上方に送られていた金。江戸銀(えどぎん)。
えど‐がろう【江戸家老】
大名の家老で、江戸藩邸に勤務した者。江戸詰めの家老。→国家老(くにがろう)
えど‐がわ【江戸川】
利根川の支流。千葉県北西端の野田市関宿(せきやど)で分流し、東京湾に注ぐ。下流は、河川法では市川市を流れる江戸川放水路を主流とする。長さ59.9キロ。 神田川中流の呼称。東京都文京区水道...
えどがわ‐がみ【江戸川紙】
明治初期、現在の東京都文京区の江戸川付近で作られた良質の手漉(てす)き紙。主に書簡用の巻き紙とした。