えび‐ちゃ【葡萄茶/海老茶】
1 黒みを帯びた赤茶色。えび茶色。 2 「葡萄茶式部」「葡萄茶袴」の略。「頗(すこぶ)る大した—と言うことです」〈木下尚江・良人の自白〉
えびちゃ‐しきぶ【葡萄茶式部】
《えび茶色の袴(はかま)をよく着けたところから》明治30年代の女学生のこと。えび茶袴。紫衛門(むらさきえもん)。「今に三人が—か鼠式部になって」〈漱石・吾輩は猫である〉
えびちゃ‐ばかま【葡萄茶袴】
1 えび茶色の袴。明治の女学生が用いた。下田歌子が華族女学校の制服に考案したのが始まり。 2 「葡萄茶式部」に同じ。
えび‐チリ【海老チリ】
《「海老のチリソース煮」の略》殻をむいたエビを、豆板醤(トウバンジャン)・ケチャップ・ショウガなどを合わせたソースで炒めた料理。→干焼蝦仁(カンシャオシャーレン)