おうな【女】
《「おみな(女)」の音変化》おんな。特に、若い女性。「強からぬは—の歌なればなるべし」〈古今・仮名序〉
おうな【嫗/媼】
《「おみな(嫗)」の音変化》年をとった女。老女。⇔翁(おきな)。「—おきな、召し集めてのたまはく」〈宇津保・藤原の君〉
おうな‐おうな
[副] 1 ⇒あふなあふな 2 ⇒おおなおおな
おう‐な・し【奥無し】
[形ク]思慮が浅い。軽率である。「幼きほどは、おのづから—・き有様もや御覧ぜむ」〈夜の寝覚・四〉
おう‐なつ【押捺】
[名](スル)判などを押すこと。捺印。押印。「受領書に—する」
おう‐なん【王難】
国王の命令に背いたために受ける災難、刑罰。
おう‐なん【横難】
思いがけなく起こる災い。不慮の災難。「諸仏護念したまへば一切—おそれなし」〈一遍上人語録・上〉