おお‐にいさん【大兄さん】
一番年上の兄を敬っていう語。→小兄さん「お重は兄の事を—、自分の事をただ兄さんと」〈漱石・行人〉
おお‐にえ【大嘗】
「大嘗(おおにえ)の祭」の略。→大嘗祭(だいじょうさい)
おお‐にえ【大贄】
《りっぱな贄の意》朝廷や神に献上するその土地の産物。「鮮魚(あざらけきいを)の—をもちて菟道宮(うぢのみや)に献(たてまつ)る」〈前田本仁徳紀〉
おおにえ‐の‐まつり【大嘗の祭】
⇒大嘗祭(だいじょうさい)
おおにし【大西】
姓氏の一。 [補説]「大西」姓の人物大西巨人(おおにしきょじん)大西祝(おおにしはじめ)大西良慶(おおにしりょうけい)
おおにしき‐ういちろう【大錦卯一郎】
[1891〜1941]力士。第26代横綱。大阪府出身。本名、細川卯一郎。大正12年(1923)力士会による待遇改善を求めたストライキ(三河島事件)の責任をとって引退。優勝5回。→第25代横綱西ノ...
おおにしき‐だいごろう【大錦大五郎】
[1883〜1943]力士。第28代横綱。愛知県出身。本名、鳥井吉三郎。旧姓、山田。大阪相撲で吉田司家から横綱免許を受けた3人目の横綱。優勝6回。→第27代横綱栃木山 →第29代横綱宮城山
おおにし‐きょじん【大西巨人】
[1919〜2014]小説家・批評家。福岡の生まれ。本名、巨人(のりと)。新聞社勤務を経て、対馬要塞重砲兵連隊に入隊。戦後「近代文学」同人となる。昭和27年(1952)、評論「俗情との結託」で野...
おおにし‐はじめ【大西祝】
[1864〜1900]哲学者。岡山の生まれ。号は操山。東京専門学校で哲学・倫理学などを講じるかたわら「六合雑誌」を編集。ドイツに留学。カントの批判主義的態度に立ち、理想主義の普及に貢献し、明治中...
おおにし‐りょうけい【大西良慶】
[1875〜1983]宗教家。奈良の生まれ。興福寺住職を経て法相宗管長、のち、清水寺貫主を兼務。日本宗教者平和会議の会長を務めるなど、平和運動にも貢献。著「菜根譚百則」など。