おおみ【大忌】
《「おおいみ」の音変化》 1 「荒忌み」に同じ。 2 神事に奉仕する官人で、占いによって小忌(おみ)に選ばれない人々。 3 荒忌みの際に着る服。
おお‐み【大御】
[接頭]神・天皇に関する語に付いて、最高の尊敬の意を表す。「—あかし(大御灯)」「—け(大御食)」 [補説]後に、「おほむ」を経て「おほん」「おん」「お」と変化した。
おおみ‐あえ【大御饗】
天皇の食べる食事。おおみけ。「騰宮(あがりのみや)を作りて、—献(たてまつ)りき」〈記・中〉
おおみ‐あかし【大御灯】
神前・仏前に供える灯明。
おおみ‐あそび【大御遊び】
天皇など貴人の催す管弦の会。
おおみ‐いつ【大御稜威】
天皇の威徳、威光。
おおみ‐うた【大御歌】
天皇が詠んだ歌。御製。
おお‐みえ【大見得】
歌舞伎で、特に際だって演じる見得。→見得(みえ)
大見得(おおみえ)を切(き)・る
1 歌舞伎で、役者が特に際だった見得の所作をする。 2 自信のあることを強調するために大げさな言動をとる。また、出来もしないことを出来るように言う。
おおみ‐おや【大御祖】
1 天皇の祖先。皇祖。 2 天皇の母。「—と坐しし掛けまくも畏き我が皇天皇(おほきすめらみこと)」〈続紀宣命・五詔〉