おお‐ゆび【大指】
手足の、親指。「餅椀に、—の爪浸しに盛りて」〈仮・仁勢物語・上〉
おお‐ゆみ【大弓/弩】
大きな弓。昔、石をはじき飛ばした大形の弓。弩弓(どきゅう)。石弓(いしゆみ)。〈和名抄〉
おお‐よう【大様】
[形動][文][ナリ] 1 《意味・音の類似から「鷹揚」とも書くが、元来は別語》落ち着きがあって、小さなことにこせこせしないさま。「—に構える」「—な性格」 2 大まかなさま。大ざっぱ。「山法...
おお‐よしきり【大葦切】
スズメ目ヨシキリ科ヨシキリ属の鳥。全長19センチくらいで、全体に淡褐色。淡い眉斑(びはん)がある。日本へは夏鳥として渡来し、葦原などで繁殖。鳴き声から、行々子(ぎょうぎょうし)ともよばれる。《季 夏》
おお‐よせ【大寄せ】
多数の遊女や芸人を呼んで遊興すること。「—して飲み明かさう」〈伎・壬生大念仏〉
おおよせ‐ちゃかい【大寄せ茶会】
多くの客を招いて行う茶会。大寄せの茶会。
おお‐よそ【大凡/凡】
[名・形動] 1 だいたいのところ。あらまし。「計画の—を説明する」 2 ひととおりであること。普通。「ひととせはいたく—にこそおもしろしと見え給ひしか」〈宇津保・楼上上〉 [副] 1 細部...
おおよそ‐びと【大凡人】
特別な関係のない人。世間一般の人。「君が名の立つに咎(とが)なき身なりせば—になしてみましや」〈後撰・恋四〉
おおよど【大淀】
大阪市の旧区名。平成元年(1989)北区に合併。 三重県多気郡明和町大淀(おいず)の古名。北側の浜を大淀の浦といった。[歌枕]「—の浜のまさごを君が代の数にとれとや浪も寄すらん」〈風雅・賀〉
おおよど‐がわ【大淀川】
宮崎県南部の川。都城盆地南部に源を発し、北流し、東に転じて宮崎平野を形成し、宮崎市で日向灘に注ぐ。長さ107キロ。