おお‐わだ【大曲】
川や湖などの、大きな入り江。「ささなみの志賀の—淀むとも昔の人にまたも逢はめやも」〈万・三一〉
おおわだたけきかしゅう【大和田建樹歌集】
大和田建樹の歌集。著者没後の明治44年(1911)に刊行。
おおわだ‐の‐とまり【大輪田の泊】
現在の神戸港内にあった古代の港。行基(ぎょうき)の築造と伝えられ、平清盛が修築して要港となった。中世以降、兵庫島・兵庫津と称された。
おおわに‐おんせん【大鰐温泉】
青森県南津軽郡大鰐町の温泉。建久年間(1190〜1199)の発見と伝えられ、泉質は硫酸塩泉。
おお‐わらい【大笑い】
[名・形動](スル) 1 大声を上げて笑うこと。哄笑(こうしょう)。「落語を聞いて—する」 2 物笑いのたね。また、物笑いになるさま。「私の身にも—な珍事が出来ました」〈福沢・福翁自伝〉 3 猥...
おお‐わらいたけ【大笑茸】
ヒメノガステル科のキノコ。夏から秋に林内の枯れ株に発生。高さ5〜17センチ。全体に黄金色または黄褐色。有毒で、食べると神経の異常な興奮を起こす。
おお‐わらわ【大童】
[名・形動] 1 《2が原義》一生懸命になること。夢中になってことをすること。また、そのさま。「記念式典の準備に—な役員たち」 2 髷(まげ)の結びが解けて髪がばらばらになっていること。また、そ...
おお‐ん【御/大御】
[接頭]《「おおみ(大御)」の音変化。「おほむ」とも表記》 1 神仏・天皇や貴族に関する語に付いて、高い尊敬の意を表す。 ㋐主体自身や所有の主を敬う場合。「—かみ(大御神)」「—ぞ(御衣)」 ㋑...
おおん‐かた【御方】
1 貴人の住居。お住まい。「父母、北の—になむ住み給ひける」〈宇津保・藤原の君〉 2 貴人、特に、貴婦人・姫君の敬称。「—(=中君)は、とみにも見給はず」〈源・総角〉
おおん‐ぞ【御衣】
1 着る人を敬って、その衣服をいう語。お召し物。みぞ。「なよよかなる—に、髪はつやつやとかかりて」〈源・若紫〉 2 夜着(よぎ)。「—ひきかづきて臥し給へり」〈源・葵〉 [補説]中世以降は「おん...