お‐しながき【御品書(き)】
「品書き」の美化語。
おし‐なが・す【押(し)流す】
[動サ五(四)] 1 水流の激しい勢いで物を運び去る。「濁流が家を—・す」 2 時勢や感情など、意のままにならない強い力が動かす。「激情に—・される」
おし‐な・ぶ【押し靡ぶ/押し並ぶ】
[動バ下二] 1 力を加えてなびかせる。「婦負(めひ)の野のすすき—・べ降る雪に宿借る今日し悲しく思ほゆ」〈万・四〇一六〉 2 すべて一様にする。「軽々しう—・べたるさまにもてなすなるがいとほし...
おしなべ‐て【押し並べて】
[副] 1 全体にわたって。一様に。概して。「今年の稲作は—できがいい」 2 (あとに格助詞「の」を伴って)ありきたり。なみなみ。「はじめより—の上宮仕へし給ふべき際(きは)にはあらざりき」〈源...
おし‐なみ【押(し)波】
津波のとき、陸地に向かって押し寄せる波。→引き波 [補説]津波の前に必ず引き波が生じるわけではなく、第一波が押し波になるか、引き波になるかは震源直上の海底の動きによるという。
おし‐な・む【押し靡む】
[動マ四]「押し靡(な)ぶ1」に同じ。「秋の野の草葉—・み置く露に濡れてや人の尋ねゆくらむ」〈新古今・秋下〉
おし‐なら・す【押し均す】
[動サ五(四)]平らにする。平均化する。「—・してみれば成績は向上している」
おし‐なら・ぶ【押(し)並ぶ】
《「おし」は接頭語》 [動バ五(四)]並ぶ。一緒に並ぶ。「手と手が触れ合わんばかりに—・んだ」〈有島・或る女〉 [動バ下二]「おしならべる」の文語形。
おし‐なら・べる【押(し)並べる】
[動バ下一][文]おしなら・ぶ[バ下二]《「おし」は接頭語》「ならべる」を強めていう語。また、無理に並ばせる。「種々の珍肴美酒を卓の狭きまで—・べさせて」〈露伴・露団々〉
おし‐な・る【押し成る】
[動ラ四]無理になる。強引になる。「前関白松殿の姫君とりたてまって、やがて松殿の聟に—・る」〈平家・八〉